対面カウンセリング事例

さて、対面カウンセリングの詳細をご説明する前に、Mさんのカウンセリング事例をご紹介しましょう。

原因は分からないのですが、漠然とした不安が襲ってきて、気分が落ち込みます。

教師の仕事はやりがいがありますし、人間関係も問題がないようなのですが、落ち込む頻度が多くなってきたので、カウンセリングを受けることにしました。

 

数回のセラピーの中で、「フォーカシング」という心理療法が私の性に合ったようです。

胸のあたりの漠然とした不安に、私は「不安ちゃん」という名前をつけました。「不安ちゃんが顔をのぞかせたな」と思ったら、胸に手をあてて、心の中で、不安ちゃんと会話しました。

すると、不安ちゃんは引っ込むようになりました。

 

今までの私は、漠然とした不安や怒りの感情が出てきても、そういった感情は悪いものだと思って無視してきました。

感じないよう、感じないよう、自分に言い聞かせてきました。

しかし、こういった感情も私の一部なんだと気が付いたとき、嫌ったり、目をそむけてきた嫌な感情に謝りたい気持ちが芽生えてきました。

 

そして、素直に、「今まで、嫌ったり、無視ししてゴメンネ」と謝りました。

素直に、謝ると、心に優しい風がふいたような気がして、気持ちが楽になりました。

 

素直に感じるって、嫌な感情も、いい感情もそのまま味わうってことなのかもしれませんね。

 

(小学校教諭、女性、Mさん、40歳)

 

 

「感情をコントロールできないで困っている」というクライエントさんによく出会います。

そういった方には、感情をコントロールするのではなく、感情に寄り添ってみては、というアドバイスをします。

その具体的な心理療法のテクニックが「フォーカシング」です。

大好きな恋人と寄り添うような感じで、愛情たっぷりのまなざしで、一緒にいてあげてください。

漠然とした不安は、自然と心地よい感覚へと変化していくでしょう。

 

★体験談は、カウンセリング事例・体験談のコーナーにて沢山のメッセージを公開しています。

 

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