AC(アダルトチルドレン)とは?

AC(アダルトチルドレン)とは、Adult Childrenという名前の通り、いつもいい子で大人のように振る舞うことを強要され、子供らしさを出せなかった子どものことです。

 

本来は、1980年代にアメリカで生まれた言葉です。

アルコール依存症の親によって育てられ、アルコール依存を核とする【機能不全家族】の中で子供時代を過ごして「生き辛さ」を抱えて大人になった人、しかも、それゆえに順調な社会生活を送れずに悩み苦しんでいる人の事をさします。

【機能不全家族】とは、子供が安心して育つ環境の整っていない家庭です。

アルコール依存症の親を持つ家庭がその典型なのです。

 

◆日本型AC(アダルトチルドレン)の特徴

ところが、日本での機能不全家族は、少し違います。

多くの場合、仕事熱心な父親、良妻賢母の母親、優等生の子どもからなりたっています。

 

こんな良い家族がなぜ機能不全なのでしょうか?

 

父親は家族より仕事優先です。

経済力によって家族を支配しようとしているのです。

 

優しい母親は、世話をやくことで、夫と子どもを支配します。

この夫婦は二人とも、相手と子どもを「自分がいなければ生活できない人」に仕立てているのです。

 

そして、子どもは、そのような両親の行動を愛情と勘違いし、両親の期待に応えようと一生懸命勉強し、良い子であろうと努力します。

彼らは「良い子でなければ親に愛されない」と感じているのです。

 

こうして、子どもは「良い子でない自分は誰からも(自分からも)愛される価値がない」と判断するようになります。

これが、良い子が一生懸命頑張る理由です。

 

このような家庭で育った子どもは大人になっても、親に期待されていることをするか、会社に期待されていることをするかを考えて行動しており、判断基準が自分にありません。

 

他人の期待という底知れない欲求を満たさなければならないため、彼らは一生懸命努力します。しかしながら、他人はいつも自分が期待していたほどの見返りを与えてはしないので、いつかは疲れ果てて体を壊すか、精神を病んでしまいます。

これが日本型AC(アダルトチルドレン)です。

 

◆なぜ日本には、ACが多いのか?

金盛浦子さんの著書「もうひとりの私をゆるしてあげよう」から、なるほど!と思う内容があったのでご紹介いたします。

日本は資源に恵まれず、土地にも恵まれていません。

かぎられた資源と土地を、お互いのがまんのうえで分かち合い、がまんのうえで頑張り、一生懸命にやってきたのです。

そのため、誰かのために生きなければならず、”いい子”として迷惑をかけずに生きなければならなかったのです。


  
こうした方便のうえに成り立っていた社会が、ACを増やした理由では、と説明しています。

AC(アダルトチルドレン)の人の特徴 

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