カウンセリング事例「親の支配からの脱出」

子どもはあらゆる面で親に育てられてゆくわけですが、

親が子離れできずにいつまでも「子供のために」と

子どもの面倒をみていると、子供は独立心を築くことができません。

その親からかけられていた「愛情」は、本物だったのでしょうか?

 

「私はどうしていつもこのような目にあわなくてならないのですか?」

(Sさん、千葉県、女性、34歳)

と悲痛に訴えるSさん。背中を丸めて、話しはじめました。

 


親が大学に行けというから大学に行こうと考えた。

親が偏差値の高い大学が良いというからその気になって、努力した。

高校1年生から、受験のために大好きだった吹奏楽も禁止された。

そしてなんとなく偏差値の高い大学に行った。

 

親が有名な会社に行けというからその気になった。

そして、遊ぶこともなく有名会社で働いた。


でも歳をとって気が付いたらまわりに誰もいなかった。

友達の作り方さえわからない。

生きることにつかれた私は、何をしたいのかもわからなかった。

 

生きることに疲れた時に初めて気がついた。

有名大学を卒業したということで得意になっていたり、

大きな会社に入れたと安心していた自分は何なのだろう。

 

 


「私はどうしていつもこのような目にあわなくてならないのですか?」

という質問の答えは、

「自分はこう生きよう」と考えることがなかったからです。

人に認めてもらいたいということばかりに気をとられて、
生きてきたからです。

 

■Sさんのような人は多いのではないでしょうか?

親が次々と勝手にレールを敷いてしまい、
そのレールの上にいつのまにか乗っかっている自分がいる。

就職したら、
親が用意したレールから会社が用意したレールに乗り換える。


女性の場合、結婚したら親が用意したレールから、
夫が用意したレールに乗り換えるだけ。


他人が用意したレールに乗るには、楽かもしれないけれど、
何か違うような気がする。

楽で何ひとつ不自由はないけれど、
「自分の人生」を生きているような気がしない。

 


「自分の人生」を生きていなかったことに気がついたSさんは、

少しずつ変わり始めました。

今では、実家を離れ、一人暮らしをしています。

きっと多くの経験と多くの人がSさんを祝福してくれることでしょう。

-------------------------

●編集後記

北海道日本ハムファイターズに入団した斎藤 佑樹選手、
今すごい人気ですね。

野球の実績もさることながら、あの人柄がいいんでしょうね。

世間のお母さん方が、

斎藤 佑樹選手のような息子がほしい!

斎藤 佑樹選手のような息子になってほしい!

というのもうなずけます。

斎藤選手のお父さんは、つね日頃から、

「佑樹はどうしたい?」

「佑樹はどう思う?」

と問いかけていたそうです。

つまり、親の感情を優先させるのではなく、
子ども感情を優先させていたのです。

そのことで自主性が育まれたのでしょうね。

「子どもとはこういうものだ!」

「お父さんの言う通りのことをしてればいいんだ!」

といったたぐいの言葉は、

なるべく使わないようにしたいものです。




最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
このメルマガを読んでくださったたくさんの人に、
たくさんの幸せが降り注ぎますように( ^)o(^ )


次回またお会いしましょう♪

第52号(2011年3月7日)

→メルマガ登録はこちら

▲このページのTOP(目次)