子どもに生きる力を伝えるには

今回のメルマガでは、

子どもに「生きる力」を伝えるために、
私たち大人ができることを考えてみました。

「教育」や「しつけ」とは何かを考えるきっかけに
していただけたら幸いです。

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自らがつらい経験をしたことのある親御さんの多くは、

自分の子どもたちには「もっといい人生」を送ってほしいと願っています。

子どもにはできれば不愉快な経験を避けてとおってほしいと
親が願うのは美しいことですし、

その願いは、子どもに対する愛情と気配りから生じたものです。


しかし、こうしたことを望む親たちが
見落としてしまいがちなことがあります。

それは困難から子どもを守ることは、
短期間であれば子どもたちの人生をより快適にできても、

結果的には、自信喪失や、失敗から回復する力、人生の意義を知ること、
そして対人関に関する大切なスキルを身につける機会を、
子どもたちから奪っているかもしれないということです。




◆人生の選択権を取り戻すには?

私の事例でお話しましょう。

私の父は、18歳で父親を亡くし、事業を継承しました。

まだ若かったせいもあったのだと思います。

親戚に騙され、
今の価値で1億円以上の借金を肩代わりすることになりました。

苦労の末、借金を返済した父は、
息子の私たちには苦労のない人生を望んでいたようです。


そして経済的には、苦労のない人生を与えてもらいました。

とてもありがたいことであったわけです。


ですが、そんな私がどんな人間に成長していったかというと、

いつしか私は、自分では何も決められない
親のいいなりにしか動けない人間になっていました。

そのことに気がついた私は、父に激しく反発しました。

30歳で初めての父への反発です。

当時はとても驚いたらしく、半勘当のような時期もありました。

距離をおいていた時期もありました。


ただ、しかし、今だから思えることかもしれませんが、

「自分らしく生きる」ために、

そして、「人生の選択権」を自分自身に取り戻すために、

父に反発するという行為は、私にとって必要なことだったのです。


もし、あのまま父に反発せず、「人生の選択権」を自分自身に
取り戻すことができなかったら・・・・・

心理カウンセラーとして独立していなかったかもしれません。




◆子どもの成長のために必要なこと

健全な発達と成長のためには、

子どもたち自らが失敗に対処し、困難な時期を切り抜け、
つらい感情を経験することが必要だと、私は思います。

子育てに正解、不正解はありません。

10組の家族があれば10通りの子育ての方法が
あっていいと思います。


けど、「生きる力」を伝えるという根本的なことは、
子育てにおいて共通することではないでしょうか。


さて、私たち親が子どもにしてあげられることは何でしょう。

悲しい事件が毎日のようにニュースで流れる、この現代。

本当に子どものためを考えた「しつけ」や「教育」とは何なのか、
そろそろ本気で考える時期にきているのかもしれません。

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◆編集後記

お酒を飲む日数が減りました。

昨年の今頃は、毎日、晩酌。

飲まないとその日1日が終わらないような状態でした。

ですがあるとき、ふと、あることに気がつきました。

僕は、お酒自体が好きなのではなくて、
酔った感覚が好きなんだと。

嫌なこと、ストレスをお酒で発散させようとしていたようです。

そのことに気づいてからですね、お酒を飲む日が減ったのは。



今日も最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
あなたにすべての良きことが、なだれのごとく起きますように(*^_^*)

第161号(2012年9月7日)

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