感情を治す「統合失調症」治療とは?

今の認知心理学、あるいは認知科学と呼ばれる分野では、
「認知と感情はセットになっている」という考え方が強
くなっています。

簡単にいえば、
判断や知識は感情に左右されるし、
感情もまた、判断や知識に左右されるということです。


医学の世界では、本当の意味での精神病は二つしかないと
考えられているそうです。


一つは、「統合失調症」、かつては精神分裂病と呼ばれていました。

もう一つが、「躁うつ病」こちらは、一般にうつ病と呼ばれている
病気になります。



「統合失調症」は長い間、「認知の病」と呼ばれてきました。


たとえば被害妄想のように、自分は周囲の人間に命を狙われている
とか、誰かが会話していると、「私の悪口を言っている」と、
思い込んでしまいます。


そういうときに、
「それは妄想ですよ」とか、「あなたの錯覚にすぎませんよ」と
いくら説明しても治りません。

つまり、認知の病だから、その認知をなんとか改めようと精神科医
が試みても、効果がなかったのです。

そのためかつては、統合失調症は不治の病とさえ思われていました。



ところが、1930年代から40年代にかけて、治らないと思われていた
この病を治す人が現れてきます。

有名なところでは、
精神科のナース(看護師)だったヒルデガード・ペプロウや、
その師とされる精神科医のハリー・スタック・サリヴァン
といった人たちです。

なぜ治ったかといえば、患者さんの感情を穏やかで
安定したものに変えていったからです。



たとえば、
「この人と一緒にいるだけで、温かい気持ちになってくる」
と思わせるような治療をしたのです。

そのために、この治療法は「道徳的治療」とか「愛情の治療」
といった呼び方もされました。

実際、統合失調症の人でも治療者に対して、「この人は信用できる」
とか、「この人はいい人だ」といった感情をもつことで、妄想が治る
というケースは多いのです。

感情を治してあげることで、妄想までもが治ってしまったのです。



医療の世界では、「統合失調症」の薬は開発が進んでおり、
ある程度は薬で抑えられるといわれています。

ただし、この先もずっと薬に頼らなければならないかと思うと、
不安を感じる方が多いのも現実です。



当ルームでは、「統合失調症」を薬だけに頼らず治したい、
と思っている方のカウンセリングをおこなっています。


具体的には、
感情を穏やかで安定したものに変える「フォーカシング」や、
イメージを変換し感情をコントロールする「NLP」などの
心理療法をおこないます。


ただし、ある程度の期間と回数はかかることはご承知おきください。


 

◆編集後記

僕は昔からお腹を壊すことが多く、食べ過ぎ、牛乳、ニンニクには
弱いことが分かってきました。

どれも好きなものばかり、でも身体がうけつけません。

なのでこの3つは気をつけて、日常生活を送っています。

けど、これからの年末年始、「食べ過ぎ」にどこまで注意できるか、
欲望との戦いがはじまります。



今日も最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
あなたにすべての良きことが、なだれのごとく起きますように(*^。^*)

第279号(2014年12月19日)

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