小心者なら危機を回避できる

小心者で、たえずビクビクしているのは、
よいことなのか、悪いことなのか。

おそらく、読者のみなさんは、
声をそろえて「悪いことに決まっている」と答えるでしょう。

100人の人がいれば、100人ともそう答えずはずです。

しかし、ちょっと待ってほしいのです。


小心者で、すぐに不安を感じるということは、
「危機を事前に察知する能力に長けている」
ということではないでしょうか。

目の前に、差し迫った危機があるわけではないのに、

「ひょっとすると危ないかもしれないぞ」
と思うことができるのですから、
これはまさに「危機管理能力」です。


経営において、
「危機意識のない会社はつぶれる」とよく言われます。

当面は、事業が順調でも、「このままじゃ危ない」
という危険を敏感に察知して、

あらかじめ手を打っておかないと、
会社の経営はできないのです。


「うちは順調だから、大丈夫、大丈夫」
などと経営者が言っている企業は危ない。

優れた経営者は、少しくらい業績が上向きでも、
「いつ落ちるかわからない」と不安で
ビクビクしていることが多いようです。

不安でどうしようもないから、何か手を打とうと考える。

そうやって不安を鎮めるのです。


たしかに、不安に感じることの大半は、
単なる「取り越し苦労」なのかもしれません。

しかし、自分に危機が降りかかってくる可能性が、
ゼロではなく、かりに1%でもあるのであれば、

あらかじめその危機を避けるための努力を
しておかなければなりません。

それが賢い人間のありようというものではないでしょうか。



日本中がバブルに湧いていた頃は、
どの企業の経営者も、おしなべて楽観的でした。

海外の識者などからも、
日本経済がナンバーワンなどとチヤホヤされ、
その好況がずっと続くものだと思われていました。

「こんなにうまくいくことが、ずっと続くわけがない」
などと不安を口にすると、
陰気なヤツだと思われる始末でした。

しかし、現実には、
楽観的だった企業は軒並み潰れてしまいました。

現在でもきちんと存続してる会社は、
バブル期にも不安を感じて、ビクビクして、
あらかじめ不況になったときの対策を練っていた企業ばかりです。


不安がなければダメなのです。

不安で、不安で、どうしようもなくて、
その不安を打ち消すための行動を積極的にとるからこそ、
危機は回避できるものなのです。

そう考えると、
小心者でも悪いことばかりではないですね。


◆編集後記

娘の陸上地区予選会の応援に行ってきました。

まさかの全て予選落ちという結果(>_<)

1週間前に痛めた部分をかばいながらの走りだったので、
しかたがないのですが。

タイムでは3位を狙える位置にいたので、
とてもくやしがっていました。

「そういうこともある」

「勝負の世界だから」

といいながらも、自分で自分を慰めているような・・・


今日も最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
あなたにすべての良きことが、なだれのごとく起きますように(*^。^*)

第306号(2015年6月26日)

→メルマガ登録はこちら

▲このページのTOP(目次)