人と人とは、踏み込んでみるとうまくいく

ショーペンハウエルの寓話からつくられた
「ヤマアラシ・コンプレックス」という心理学用語があります。

ヤマアラシの体にはとげがあります。

寒いので体を温め合おうとくっつぎずぎると、
互いのとげで互いの体を傷つけてしまいます。

しかし、離れると寒い。

そこで、離れたり、くっついたりしながら、
傷つけず温め合えるちょうどいい距離を見つけていく、
というものです。


私たち人間もそれぞれがとげをもったヤマアラシ。

踏み込みすぎれば互いに傷つき、離れれば孤独で寂しい。

思考錯誤を繰り返し、適度な距離を見つけることができれば、
その相手とは長いつきあいが保てるでしょう。


誰とでもすぐ親しくなれるのに、
つきあいが長続きしない人がいます。

相手との適正な距離が分からないのではないかと思います。

相手に踏み込みすぎて嫌がられても気づかない。

といって、誰とでも親しくなれるから、
ひとつの関係がダメになっても、
また別の人に近寄っていけるのです。

しかし、お互いを理解した
本当の意味での親しい関係までにはなりません。

最初だけ、自分だけ、
相手と親しくなったような気がしているだけです。

他人はこういう人になかなかアドバイスはしません。

なので、いつまでたっても同じ失敗を繰り返します。


くっつきすぎて相手のヤマアラシが離れてしまい、
また別のヤマアラシを求め、そこでもくっつきすぎて傷つけ、
逃げられてしまうことを繰り返すのです。


それに比べると、なかなか踏み込めないあなたは、
一生懸命、相手との「適正距離」を測っている人といえるでしょう。

長く付き合ううちに、
ほんとうに親しいつきあいを作っていける人です。

しかし、このタイプも度がすぎると、
失敗を怖がるあまり、まったく踏み込めなくなります。

ちょっと踏み込んで、相手にイヤな顔をされると、

「自分はやはりそれほど心を許されていない、信頼されていない」
と引っ込んでしまいます。

くっついたり、離れたりの思考錯誤はせず、
離れぱなしになる。

相手はたまたま、あなたからの電話をもらったときが食事中で、
ちょっと迷惑しているような声になっただけかもしれないし、

たまたま疲れていて、
あなたの誘いにつき合う気分ではなかったのかもしれません。

いきなりドカドカ踏み込んだのではない限り、
あれこれ気にすることはありません。

しばらくしてから、様子を見て、
また近寄ってみてもいいかもしれませんよ。   

 


 

◆編集後記

娘(中3)の陸上の大会を見に行きました。

今回は、100M,200M、リレーにエントリーしたので、
予選と決勝を合わせて6回走りました。

本人が一番大変でしょうが、見ている方も大変です。

もう、ドキドキしっぱなしで・・・

100M→3位、200M→2位、リレー→4位、
という今までで最高の結果に娘も達成感を感じていたようです。

僕も一緒に練習をしてきた分、熱いものがこみあげてきました。



今日も最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
あなたにすべての良きことが、なだれのごとく起きますように(*^。^*)

第356号(2016年6月10日)

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