パチンコ依存症で苦しい
(男性、会社員、埼玉)
パチンコ依存症で苦しいという方は、ぜひ、この男性の事例を参考にしてみてください。お悩み解決の糸口が見つかるかもしれません。
パチンコ依存症に陥った男性がいました。
彼は上司からは叱責を受けてばかりで、それを目の当たりにしている後輩たちからも見下されているに違いないと思い込み、しだいに疎外感を深めていきました。
そんな彼の救いになったのが、パチンコです。
彼はその時のことをこう振り返っています。
「ものすごく気持ちが塞いでいました。そんなある日、ついフラフラと、学生時代以来ご無沙汰していたパチンコ店に足を踏み入れてしまったのです。
それが大当たり!ジャンジャン玉が出て、『オレってすごいじゃん』と、妙な自信がついちゃって。いつも自分はダメ人間だと思っていたのですが、パチンコで得られたこの快感は媚薬でしたね。
パチンコが病みつきになりました。もちろん、負けるときの方が多かった。でも、勝った時の快感を追い求めるようになり、気がついたら外回りしている勤務時間中にまでやるようになっていました。
ただ、お金はなくなるし、借金は増えていくし、心にはどんどん虚しさが広がるし、苦しい毎日でしたね。
借金が妻にばれた時は、このままだったら離婚する、とまで言われました。その妻の一言でこのままではマズイと本気で考えました」
そんな彼もいまでは、「禁パチンコ」に成功しています。
どんな方法で依存を克服したのでしょうか?
ポイントは「やめよう、やめよう」と悩むより、自分が夢中になれるものに取り組んだことです。
彼は学生時代に少しかじったことがあるボクシングに再び挑戦しようと、ジムに通い始めました。ジムに通ううちに、だんだんにボクシングがおもしろくなったそうです。
そして、会社で孤立している淋しさも、ジムで流す汗とともに不思議と消えていったといいます。
こうして夢中になれる何かがあると、孤独であることの淋しさは薄れます。と同時に、自然とパチンコへの興味もなくなっていったのでした。
何もパチンコが悪いわけではありませんよ。
時々の気分転換に、日常生活や仕事に支障をきたすことがなければ何の問題はありません。
ただ、日常生活に支障が出るようなら問題です。パチンコ依存症になっている可能性があります。
「わかっちゃいるけど、やめられない」というのが依存症の特徴です。
ひとりで解決することが難しいのであれば、あなたにとって大切なものを失い、身を滅ぼす前に、第三者に頼ることをおすすめします。
当ルームでは、そんなあなたのお役に立ちたいと、日々努力を続けております。