どんなときに心はたくましくなるの?

何かを始めようとする。

すると、いつか必ず、「やめたくなるとき」がやってきます。

これは、「心のはしか」のようなものと考えてみるといいでしょう。

せっかく就職したのに、その会社を辞めたくなるときがやってくる。

あんなに愛し合って結婚したのに、
「この人でよかったのかしら」と、ふと思うときがある。

健康のためにスポーツクラブに通うことがあっても、
どんなに好きでやっていることであっても、

「やめるほうがいいかな」と、
気持ちがぐらつくときがくるものです。


まず言っておきたいことは、「やめたくなる」ことは、
まったく悪いことではありません。

だから、もしあなたが何かをやっていて、
「やめたくなった」という心境になったとしても、
そんな自分を責める必要はありません。

「私は、飽きっぽい性格なんだ、こんな中途半端なことでいいのか・・・」

などと、自分を卑下したり嫌悪するのは間違っています。

むしろこれは、あなたがいまやっていることが、
今後もずっと長続きしていくための、ひとつのステップなのだと、
前向きに考えてはどうでしょう。

一度「はしか」にかかると免疫ができて、
体がたくましくなるそうです。

そのようなものだと、
心得ておいてもいいのではないでしょうか。

一度「やめたい」という思いに悩んでみることによって、
「いや、私はこれしかない!」と思い直して、気持ちが定まるかもしれません。

「やめたくなる」と、人はさまざまなことを考えます。

これは、自分が一生をかけるに値するものなんだろうか、

このまま続けていって、いつか後悔することになるのではないか、

自分にはもっと大切なものがあるんじゃないか・・・

と考え抜いて、そこで本当にやめてしまう人もいます。

それはそれでいいのです。


なんとなくやめたいのとは違って、
それもまた、次の一歩につながるでしょう。

しかし一方で、
「でも、やめるのはよそう。やっていこう」と決心できた人には、
しっかりしたものが出来上がるでしょう。

「私はやめようなんて考えたことは一度もない」という人は、
まれにみる幸運な人です。

やめたくなったり迷ったりするのは、
「やる気の裏返し」でもあります。

悩みぬいた人ほど、大きなステップを踏め、
心がたくましくなるのです。


◆編集後記

湊かなえの「物語のおわり」を読みました。

北海道を舞台に、「空の彼方」という結末の書かれていない小説が、
旅人から旅人へと手渡されていき、
最後の最後でその結末がわかるという内容なのですが、

ここ最近読んだ本の中では、余韻が長く続く一冊でした。

あまり書いてしまうと、ネタバレになってしまうので、
書きませんけど、最後の言葉は圧巻でした。

この言葉を旨に、カウンセリングの仕事に向き合いたい!
そう思いましたね。



今日も最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
あなたにすべての良きことが、なだれのごとく起きますように(*^。^*)

第461号(2018年6月22日)

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