「前向き」ごっこはやめましょう!

「前向きな気持ちになれない」と深刻に悩んでいる人に、
私は、そんな無理してまで「前向き」になどならないほうがいいですよ、
と答えるようにしています。

そのように悩む人は、その前提として、
「人は前向きであらねばならぬ」と考えているように見えます。

前向きにならねば、こんなことではダメだ、
もっと前へ、もっと前へ・・・と。

しかし、何が何でも「前向きに生きよう」とするのも、
アブナイ話で、

いずれ「前向き」になりすぎて、
気持ちが前のめりになっていきます。

この「気持ちが前のめりになっている人」は、
姿勢まで前のめりになっているもの。

心と体は連動していますから、見ればわかります。


子供が通う学校の運動会で、
徒競走に飛び入り参加するお父さんの姿を
思い浮かべてみてください。

わが子にかっこいいところを見せたくて、
気持ちは「前へ、前へ」なのでしょうが、

日ごろの運動不足がたたって足がついていかずに、
おっとっと、あーっ・・・と、地面に這いつくばる。

そういう人たちを私は密かに「前向き症候群」と呼んでいます。

生活全般にわたって、この「おっとっと」状態で、
そのままの勢いでつんのめることもあります。


この「前向き」という言葉のアブナイところは、
「あまりにも正しい」ので、

「前向きに生きなければ・・・」

と言われれば、なかなか反論できないところです。

この一言によって、心の中にあるさまざまな思いを
切り捨てざるを得ないような立場に置かれることもあるのです。

身内の者が亡くなって萎えている人に、

「いつまで悲しんでいるの、もっと前向きに生きなきゃ」

と励ましたつもりになるのは勝手ですが、
言われた人は、それは確かにそうですが、
もう少しこのままでいたいのです。
死者をともらっていたいのです・・・・

そんな気持ちを踏みつけるかのように、
「前向きに」と何かのスローガンのように言われたのでは、
やりきれない気持ちにもなるでしょう。

前向きになれないときは、無理に前向きになることはありません。

後ろ向きだっていいのです。

あなたが後ろ向きになったからといって、
誰かに迷惑をかけるわけではないでしょう。

だったら、いいじゃありませんか、
ほっといてください・・・と。

気持ちと体が同じ歩調で歩いていってこそ、
「正しい姿勢」でしょう。

「前向きごっこ」はやめましょう。


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今日も最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
あなたにすべての良きことが、なだれのごとく起きますように(*^。^*)

第464号(2018年7月13日)

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