恨みの感情を忘れる方法

「がんばってきたのに、相手に裏切られた」
という経験をすると、
その恨みがいつまでも心の中に残ってしまうものです。

自分を裏切った相手のことを、
いつまでも忘れられないことになるのです。


ある男性は、会社の社長から、
「がんばれば、部長に昇進させてやる」
と言われていました。

その言葉に励まされ、
彼は社長を信じて一生懸命になって働き、
実績を伸ばしていきました。

そして、とうとう部長に昇進しました。

しかしその直後、
会社で大規模なリストラが実施され、
とくに部長以上の幹部社員が標的にされました。

部長に昇進したばかりの彼もリストラの対象になり、
会社を辞めざるを得なくなりました。

ほとんど追い出されたも同然です。

彼は、社長を強く恨みました。

社長の「部長にしてやる」という言葉を信頼して、
がんばってきたのです。

なのに、部長になったとたん、リストラです。

しかもリストラは社長が断行した処置でした。

会社を辞めざるをえなくなった彼に、
社長は助け船を出してくれませんでした。


この事例の男性のように、
がんばってきたのに裏切られたという経験をし、
自分を裏切った相手を恨みつづけている人は、
意外に多いのかもしれません。

しかし、恨みを持ち続けている限り、
前向きな気持ちで新しい人生をスタートすることはできません。


「恨みは恩で報ぜよ」という格言があります。

「人を恨む気持ちは、
人のためになるようなことをして忘れなさい」

という意味です。

この事例の男性のような場合にも、
リストラされたことを契機として、

第二の人生は何かを自問自答し、

「人のために尽くす仕事にチャレンジする」
という選択肢もあります。

不幸な人、恵まれない人、
弱い立場にある人のために献身的に働き、

その人たちの喜ぶ顔を見ることで、
恨みの感情を忘れていく。

という方法もあると思うのです。


◆編集後記

「君の膵臓をたべたい」で一躍有名になった、
『住野よる』の「また、同じ夢を見ていた」を読みました。

「幸せとは何か?」が大きなテーマで、
小学生の超ピュアな女の子が主人公のちょっと不思議なお話です。

心が洗われました。

このふわふわした感覚は、
村上春樹の「ノルウェイの森」を読んだときと同じ。

そのくらい心地よい、心が温かくなる一冊でした。

ぜひ、たくさんの人に読んでほしいですね。



今日も最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
あなたにすべての良きことが、なだれのごとく起きますように(*^。^*)

第477号(2018年10月12日)

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