変わりたいと思っていても変われないのはなぜ?

自分を変えたいのになかなか変われない。

そんな悩みを口にする人を見ていると、
「この人は本当に変わりたいのだろうか?」
と疑問に思うことがあります。

あなた自身どうでしょうか。

たとえば、消極的な自分を変えたいという人に、
心の葛藤を話してもらうと、

「こんな性格は損だから、
もっと積極的になりたいって思うんですけど・・・。
でも、変に積極的な人がいるじゃないですか。
なんか、自分を売り込んだり、ずうずうしい感じだったりする人。
ああいうのはイヤだなあって思うんです」

などと言ったりします。

遠慮深くて、つい消極的になって損をしている自分が嫌だ、
もっと積極的な自分に変わりたいと言いながらも、
積極的な人に対する拒否的な気持ちというのもあるのです。

それでは積極的な自分に変われるはずはありません。


あるいは、

「私は内向的な性格で、
みんなでおしゃべりしているときとか、何か言おうと思っても、
『こんなこと言ったら場違いかな』
って思ったりしているうちに話題が変わっちゃって、
たいてい聞いているだけになっちゃう。
話の輪の中心になっている人がうらやましくて・・・」

という人も、話しているうちに、

「でも、社交的な人って、ちょっと無神経で
軽薄なところがありますよね。
あんなふうに人に対して無神経にはなりたくないんですよね」

などと言い出します。

結局のところ、社交的な人がうらやましいと言いつつも、
あんなふうに無神経にはなりたくないという思いが強いのです。

こうしてみると、
自分を変えたいのになかなか変われないという人は、
本当は変わりたくないと思っていることがわかります。

意識の上では変わりたいと思っているでしょうが、
心の奥底には、

「ああいうのは、ちょっと嫌だ」

「あんなふうにはなりたくない」

といった思いを密かに抱えているのです。

つまり、損をする自分が嫌だと思いつつも、
そんな自分をどこかで肯定しているのです。

自分を変えようというのなら、
本気で変わろうという気持ちになる必要があります。

自分は、本当に変わりたいのだろうか、
それとも今のままの自分に愛着があり、
本当は変わりたくないのだろうか。

自分を変えたいのになかなか変われないという人は、
そうした視点から自分自身を振り返ってみてはどうでしょう。


◆編集後記

「子供に虐待しそうで怖い母親のための心理カウンセリング」
更新しました。
http://www.kokoro-str.jp/category/2098956.html

虐待を、

「過去に人として尊重されなかった痛みや悲しみを、
怒りの形で子供に爆発させている行動」

として捉えたとしたら、虐待を繰り返す親や、
虐待をしてしまいそうで怖い親もまた被害者なのかもしれません。

緊急性が高い問題ですので、
感情のコントロール方法などを具体的に伝授し、
早期改善を目指します。
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今日も最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
あなたにすべての良きことが、なだれのごとく起きますように(*^。^*)

第500号(2019年3月22日)

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