不登校相談の一例(5回セッションの流れ)

不登校相談に訪れるのは、母親一人で来るケースがほとんどで誰の協力もなく心細い心境で精神的にも限界を感じて来られます。

ですが、不登校の問題は根っこが深く、一人で解決するのは限界があります。

 

ある不登校の息子を抱える母親(Mさん)の一例をご紹介します。

*回数は個人差があります。

*この通りの心理療法をおこなうわけではなく、今、あなたが抱えている問題にベストな心理療法をおこないます。

 

1回目:カウンセリングで現状把握

どんなささいなことでもよいので、話してもらって大丈夫です。対話の中で解決の糸口が見つかることや、今まで気づかなかったことに気づくこともあります。一緒にこの問題を解決していきましょう。

Mさんとの不登校相談が始まりました。

●具体的に行った心理療法:カウンセリング

 

2回目:子供との精神的距離を変える

子供をイメージしてくださいというと、多くの方は、近い距離にいます。Mさんも例外ではなく、目の前50センチくらいの距離に息子がいました。子供のことを常に考えているので当然かもしれませんが、精神的な距離を変えることで、子供との接し方に変化が起きることもあるのです。

●具体的に行った心理療法:NLP

 

3回目:自分自身(Mさんご自身)の不安を対処する

「いつ学校に行けるようになるのか?」、「子供の将来が心配」と、Mさんは不安を常に抱え、不登校のことを考えると家事や仕事も手につかずにいました。そういった不安を対処することができれば、心が癒され、子供との接し方にも変化が起こることもあるのです。

不安になるたびにMさんは、不安の対処法(フォーカシング)をおこないました。特に夜が不安で寝れない時があったので、寝る前におこなうことが多かったといいます。

●具体的に行った心理療法:フォーカシング

 

4回目:子供の気持ちになりきり、本当の気持ちを知る

不登校の問題の多くは、子供が解決を望んでいないことにあります。そして、親だけが焦るケースが多いのです。子供の本当の気持ちを知ることで、新たな気づきが生まれることもあります。

Mさんは、「期待されずぎて苦しい」という息子の気持ちがなんとなく理解できたといいます。

●具体的に行った心理療法:ポジションチェンジ

 

5回目:親として子どもに出来ることを知る

Mさんは、不登校の問題にばかり意識が向かい、自分のことを考える余裕がありませんでした。「親として子供にしてあげられることは何か?」考え抜いた末にたどり着いた答えは、「生きざまを見せること」「挑戦する姿勢を見せること」でした。

そして思い切った行動に出ます。今の職場を辞め、諦めかけていたパン職人になる夢を叶えるため、パン屋さんでアルバイトを始めたのです。空いている時間は、パンの勉強をおこないました。収入は減りましたが、生きている実感は今までより強くなったそうです。

そうした姿を見ていた息子は、午前中だけではありますが、学校に登校できるようになりました。

●具体的に行った心理療法:解決志向ブリーフセラピー

 

 

Мさんの事例では、仕事を辞め、自分の夢を叶えるために環境を変えましたが、何も大きく環境を変える必要はありません。

夫婦仲を改善するとか、子供と一緒に何かを始めるとか、優しい言葉を使うように意識したとか、無理なく簡単にできることでもよいのです。特に夫婦仲が良くなったことで、不登校が改善したというケースは多いですね。

Mさんは、人生が上手くいかなくても、少しくらいつまずいても、挑戦する勇気をご自身の体験をもって息子に伝えられたのではないでしょうか。

 

さて、親が子供にしてあげられることは何でしょうか?

「親の行動の変化が、子供の心に変化を起こす」のです。

どの親御さんもこの不登校問題を本気で解決したいとの思いで、私のカウンセリングを訪れます。みなさん本当に必死です。

ですが、今の接し方では子供の心や行動に変化は起きません。もしも今の接し方で解決していれば、当ルームには来ていないはずですから。

 

では、どうすればよいのでしょうか?

子供に何かを伝えるためには、言葉ではなく、行動で伝える必要があります。なぜなら、行動で伝えた方がメッセージ性は強いからです。

ですが、ほとんどの親御さんは、行動で伝えることをしていないのです。

 

「あなたが子供に伝えたいことは何ですか?」

「1つだけにしぼるとしたら、どんなことを子供に伝えたいですか?」

 

この問いに答えることができたら、不登校の問題は良い方向へと向かうでしょう。

この問いをカウンセリングで一緒に探していきましょう。

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