「あの人を好きだ」という感情と、
「あの人から嫌われたくない」と思うこと、
この二つは似ているようですが、同じではありません。
「好きだ」という感情は、前向きで積極的なものです。
人を好きになることで、
私たちは生きることが楽しくなります。
自分をもっと向上させたいという気持ちが生まれ、
瞳がキラキラ輝きだします。
一方「嫌われたくない」という思いは、
人を受け身にします。
ともかく相手に「合わせる」ことばかり考えてしまいます。
相手が「焼き肉が好き」といえば「私も」。
相手が「カラオケが好き」と言えば「私も」。
相手が笑えば私も笑う。
相手が悔しそうな顔をすれば私も悔しそうな顔をする。
そうしておけば、
「嫌われる」ことはないのかもしれません。
しかし、うわべで仲良くできても、
本当に心を許しあえる仲にはなれません。
もし、あなたが「あの人」との関係を、
もっと深いもの、もっと強いものにしたいのであれば、
あえて言いますが、「嫌われたっていい」と、
どこかで開き直ってしまうのがよいでしょう。
ゆっくり、じっくり向き合うのです。
焼き肉は嫌いで、野菜が好きな自分でもいい。
カラオケが苦手な自分でもいい。
そう開き直ってしまうのです。
自分がどんな人間かを「あの人」に知ってもらうのです。
自分の本当の思いを「あの人」に伝えるのです。
そこからあなたの本当の魅力が相手には見えてくるはずです。
もしそれで嫌われてしまったとしても、
それ以上の力で「あの人」を「好き」になろうと
覚悟すればいいのです。
そこからまた「始まる」こともあるのではないでしょうか。
人との絆は「嫌われたくない」という
受け身の感情では深まりません。
お互いの「好き」という前向きな感情があってこそです。
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今回の内容は、以下の書籍を参考にさせて頂きました。
ありがとうございます。
「ゆっくり力」でいい人生をおくる 著:斎藤茂太(新講社)
◆編集後記
9月は食中毒がもっとも多く発生する月らしいです。
夏の疲れがあり、胃腸もばてているのでしょう。
僕も9月は胃腸の調子が悪く、
1週間に一度くらいの割合でお腹を壊します。
なので禁酒日を多くして対処しています。
これがまた辛い・・・
●その「生きづらさ」あなたのせいではないかも!?
書籍『「なんとなく生きづらい」がフッとなくなるノート』
https://www.amazon.co.jp/dp/4295403210
今日も最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
あなたにすべての良きことが、なだれのごとく起きますように(*^。^*)
●過去の記事を読みたい方はこちら
→ http://www.kokoro-str.jp/category/1420018.html
第527号(2019年9月27日)