自分の痛みは誰かの役に立つ

自分の苦しみや失敗は、
全部ネタになります。

そして誰かのためになります。

「そのネタを使って、自分はこれから
誰に何ができるのか」

を考えてみましょう。

緊張しすぎて漏らしたとか、

過呼吸で倒れてしまった体験も、
それがあるからこそ同じ人に
助言してあげることができるのです。

その人と苦しみを
分かち合うことができるのです。

こんな素晴らしいことはないですよね。


とりあえず、できることを考えて
それをストックしておくだけでOKです。

そして誰かが困っていたら、
何について困っていて、
何を求めているのかを聞いて、

「そうか、それだったら、
ぼくにはこんな経験があって、
こうだったよ」

と言ってあげられると、

そごがなく役に立つことが
できるのです。


苦しみを味わって自分の弱みを
知った人は、
相手の痛いところを推測して、

「もしかしたら、こういうことで困っているの?」

と問うこともできます。

自分の持ち札の中から、
「こういう支援ならできるかもしれない」
という提案もできます。

ネタがなければ、そういったことも
言いようがありません。

ここが専門家に足りないところだと思います。

だから、自分の考えを押し付けて
嫌がられたりするのです。


どんな人でも、何もかも
うまくいっているわけではないので、

ネタがないのは
「いつかこれを使わないともったいない」
という、

もったいない根性を
出していないだけだと思います。

本当は忘れているだけで、
ネタはいっぱいあるはずです。

学校の先生や、親たちも、
いっぱい失敗しているはずですが、

よく見せようと「らしく」すること、
完璧に見せることばかりにエネルギーを
使っています。

だから、子供たちと分かり合えない。
それはもったいないですよね。

つまずいたら、
「わっ、またネタができた!」
と思わなくては。


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今回の内容は、
以下の書籍を参考にさせて頂きました。
ありがとうございます。

イヤな気分をパッと手放す「自分思考」のすすめ 
著:玉川真理(誠文堂新光社)
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●あとがき

カウンセリングで思うことがあります。

「自分のためだけではない、大切な誰かのために」

という動機は大きなエネルギーになるようです。

表面的には、

人の顔色をうかがう。
人づきあいが苦手。
生きづらさを感じている。
自分の意見が言えない。
人に対する興味が薄い・・・

という悩みでも、
お子さんがいる場合、

「子どもが私と同じようになってしまうのでは?」

という潜在的な悩みが潜んでいる
ことがあります。

自分のためだけではないことを
認識できただけで、変化は始まります。

第587号(2020年7月31日)

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