心理学・カウンセリング用語集・疑問集

「心のストレッチルーム」では、ちょっと難しい心理学用語を時々使用しています。

「この用語の意味は・・・?」 「何となく理解できるんだけど・・・はっきりとは・・・」

そんな疑問が浮かんだときにご利用ください。

 ☆カウンセリング・心理療法でよく使う用語
 セラピー  カウンセラー  クライエント  リソース
 ラポール  ペーシング  I(アイ)メッセージ   プラシーボ効果
 ミラーリング  パーミション  アンカー  リソースフル
 アンカーリング  フェルト・センス  催眠  イメージワーク
 フォーカシング  NLP  解決志向ブリーフセラピー
来談者中心療法 幼児期退行催眠  投影  共依存
 AC(アダルトチルドレン)  インナーチャイルド  家族療法
 催眠療法  ゲシュタルト療法  自助グループ  ピグマリオン効果
 カタルシス作用  キャリブレーション  ダブルバインド  セルフ・エフィカシー
 ☆心理学用語
 ピーター・パン・シンドローム  モラトリアム  五月病
 スチューデント・アパシー  リストカット・シンドローム
 空巣症候群  ミドルエイジ・シンドローム(中年症候群)  燃え尽き症候群
 テクノストレス  出社拒否  セクシャル・ハラスメント
 サンドイッチ・シンドローム  マインドコントロール  
 心理学と関係の深い用語
 コーチング  コンサルタント    
 精神疾患でよく使われる用語
 うつ病  統合失調症  双極性障害  認知症
 アルコールや薬物などの依存症  パニック障害・不安障害
 心的外傷後ストレス障害(PTSD)  強迫性障害  心身症
 神経症  摂食障害  依存性人格障害  心の病気
 境界例  パラノイア  精神分裂病  仮面うつ病
 ラピッド・サイクラー  非定型精神病  神経症性障害  自己臭症
 身体表現性障害  不安障害  恐怖症  慢性疲労症候群
 過換気症候群  心気障害  離人症性障害  人格障害
 解離性障害  全生活史健忘  多重人格  

 参考文献・参考資料

*前田は精神科医ではありませんので、症状の診断、薬の処方・薬のアドバイスはおこなえません。用語集は、心理学の専門的な知識を深めるうえで、ご活用いただけたら幸いです。

 

【心理学・カウンセリングの疑問

(1)心理療法と精神療法の違いとは?

(2)カウンセリング、コンサルタント、コーチングの違いとは?

(3)震災などによる大きなショックがひきおこす、心的外傷後ストレス障害(PTSD)とは?

(4)幻覚、妄想、意欲の低下がみられる「精神分裂病」とは?

(5)うつ病のクライエントさんに当ルームがお役に立てることは?

(6)人格とは?人格の荒廃とは?

(7)自分が病気である自覚(病識)を認めない場合は?

(8)うつ状態の症状とは?NEW!

(9)躁(そう)状態の症状とは?NEW!

 

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セラピーとは?

セラピーとは、治療・治癒という意味。

薬や手術などにたよらない心理療法や物理療法をいいます。

 

心理療法を行う者を心理セラピスト、心理療法士、心理療法家、精神療法家、治療者、援助者と呼び、

心理療法を受ける者をクライエント、来談者、患者と呼びます。

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カウンセラーとは?

カウンセラーとは、心理療法や心理カウンセリングのテクニックを使い、癒しまたは治療する人のことです。

カウンセリングの目的は、クライエントさんの心を癒すことです。

その目的をサポートするのがカウンセラーの役目です。

 

コンサルタントと違うのは、解決策を押し付けないということです。

つまり、海を目の前に、お腹ペコペコの人に魚をとってあげるのがコンサルタント。

魚を釣る方法を教えてあげるのがカウンセラーなのです。

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クライエントとは?

クライエントとは、英語で依頼人のこと。

カウンセリングなど心理療法を受ける人のことを言います。

カウンセリングでは「来談者」と訳されます。これに対し心理療法を施す人は「セラピスト」(治療者)と言います。

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リソースとは?

その人の資質、資源。 

リソースとは、クライエントが問題を解決したり、理想のものを手に入れるために役立つものです。

その人が持っているにも関わらず、もっていないと思い込んでいるケースが多いようです。

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ラポールとは?

「信頼関係」 という意味です。

 

ラポールは、コミュニケーションをとる上で欠かすことのできない重要な存在です。


●ラポールの由来とは?

ラポールはフランス語で、「収益・利益」や「関係」、「報告書」といった意味ですが、ウィーンの医師であったメスメルとフランスの神経学者ジャネが、催眠家とクライエントとの「親和関係」を表す言葉として心理学用語に導入し、後にオーストリアの精神分析学者・フロイトが精神分析における精神分析家とクライエントとの関係に用いたことで広まりました。

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ペーシングとは?

ペーシングとは、カウンセリング技法のひとつで、相手にこちらの呼吸や仕草を合わせること。

こちらが相手に呼吸や仕草を合わせていると、やがて、こちらの呼吸と仕草に相手が自然に合わせてくるようになるのです。

ペースあわせによって、クライエントさん(患者さん)と気持ちが通じ合い、クライエントさんがホンネを語ってくれるようになることも。

また、催眠にも入りやすくなります。

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ミラーリングとは?

ミラーリングとは、カウンセリングのテクニックのひとつ。

クライエントさんとのラポール(信頼関係)を築く目的でおこないます。

相手が頷いたらこちらも頷く、微笑んだら微笑む、手を動かしたら動かす、お茶を飲んだらこちらも飲む、など、相手の仕草に合わせることです。

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I(アイ)メッセージとは?

I(アイ)メッセージとは、「私」を主語にして、自分の感情を相手に伝える、コミュニケーションのテクニックです。

人間関係のトラブル解決法「I(アイ)メッセージの効果とは?」

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プラシーボ効果とは?

病気の人に「これは薬ですよ」と言って砂糖のかたまりを与えると、本当に薬効があるということが昔から知られています。

これを「プラシーボ効果」といいます。

脳は「これは薬だ」と思い込むと、それに対応した活動をするということが最近の研究で明らかになってきたと、脳科学者の茂木健一郎さんは語っています。

脳は常に身体とコミュニケーションをしているので、脳を通して身体も変化していくというのです。

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パーミションとは?

パーミションとは、「私は〜してもよい」というように、自分自身に許可を与える表現方法。

自分が本当に望んでいることだけが実現していく心理療法のテクニックです。

 

◆パーミションは、下記のような症状、問題解決に有効です!!

 ・なぜか、いつも転職を繰り返してしまう。

 ・目標達成が目前なのに、やる気が湧いてこない、行動できない。

 ・いつも同じような場面で、同じような失敗を繰り返す。

 ・重要な行動だとわかっていても、いつも後回しにしてしまう。

 ・わかっていながら、やめられないことがある。

 ・人の評価が気になってしかたがない

 ・同じようなできごとが起こると、いつも不安になり気分が落ち込む

・・・・・などなど

 

自分の意思とは関係なく、どうすることもできないとき、解決のヒントになるケースもあります。

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アンカー

ある感情を引き起こす引き金になるような刺激のこと

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リソースフル

自信に満ちている状態、喜びや充実感に満たされている状態のこと

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アンカーリング

リソースフルな状態を思い出し、その時の感覚を呼び起こすためのスイッチを設定するのがアンカーリング。

そのスイッチとなるポーズや合言葉をアンカーといいます。

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フェルト・センス

「漠然とした感じ」のある身体感覚のこと。


フィルルトセンスは日常でも感じています。

たとえば、大好きな恋人のことを思い浮かべると、ポッと胸の当たりが暖かくなるような感じがするとか、反対に嫌いな相手に会わなければいけないとなると、(胃のあたりにそわそわするような感覚がする)急に全身にけだるさが広がるというような、そういう何かはっきりしない感覚のことです。

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催眠

実は、催眠は特別な状態ではありません。

私たちは日常生活の中でも催眠状態を体験しています。

お風呂に入ってリラックスしている時に突然アイデアがひらめく。何かに夢中になっていると時間が経つのを忘れる。恋人の顔がキラキラ輝いて見える。子どもが母親に「痛いの痛いのとんでけぇ」と言われると痛みが消える。映画の主人公に感情移入して泣いてしまう・・・

などがそれです。
何かに意識が集中している状態、リラックスしている状態、の時に私たちは自然と催眠状態に入っているのです。

催眠術師の指示通りに行動してしまうことが、催眠状態なのではありません。

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投影とは?

◆投影とは?

自分が自分について強く感じていること、イヤだと思っていることを、自分で認める事ができず、無意識のうちに「相手」に投影して、まるで相手がそう感じていると思い込んだり、イヤなことをすると思ってしまうという複雑なコミュニケーションです。

 

◆その心の働きとは?
自分の心の中にあって受け入れられないものを抑圧して、抑圧したものを「他人の中」にみるという心の働きなのです。

 

◆投影現象とは?
・相手を絶対的な悪として非難することによって、自分の欲求はみないようにする行為
・私達の心の無意識の部分を「影」と呼ぶ(ユング論)

 

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AC(アダルトチルドレン)とは?

◆AC(アダルトチルドレン)とは・・・

 

AC(アダルトチルドレン)とは、Adult Childrenという名前の通り、いつもいい子で大人のように振る舞うことを強要され、子供らしさを出せなかった子どものことです。

 

本来は、1980年代にアメリカで生まれた言葉です。

アルコール依存症の親によって育てられ、アルコール依存を核とする【機能不全家族】の中で子供時代を過ごして「生き辛さ」を抱えて大人になった人、しかも、それゆえに順調な社会生活を送れずに悩み苦しんでいる人の事をさします。

【機能不全家族】とは、子供が安心して育つ環境の整っていない家庭です。

アルコール依存症の親を持つ家庭がその典型なのです。


AC的な生き方は、緊張の強い家庭で育つ子供の生き残りのために適応した生活技術なのですが、それを家庭の外でも続けると、たちまち対人関係に行き詰まることになってしまいます。

なぜならば、自分の感情より、親の感情の方が大切だと、無意識の中にインストールされてしまい、定着しているからです。

 

 

◆ACの人の特徴は?


ACは自分が何のために生きているのか分からなく、毎日がむなしく退屈で、しかも常に緊張しているので疲れやすいのが特徴です。

そうした時に彼らを救うのは、アルコールであり、ドラッグであり、ギャンブルであり、そして何よりも「自分なしでは生きてゆけないような無力な人物」です。

ACはこうした依存的な人の世話をすることに充実感を覚え、生きがいを感じます。

 

たとえば・・・
子どもはあらゆる事で親に育てられてゆくわけですが、親が子離れできずにいつまでも「子供のために」と子どもの面倒をみていると、子供は独立心を築くことができません。

こうした親は、子供を支配続けているのです。

 

たとえば・・・
夫の暴力が原因で離婚した女性が、また暴力を振るう男と再婚してしまう。

この女性は無意識のうちに、『自分なしでは生きてゆけない男』を必要としているのです。

こうした女性に献身的に世話をされればされるほど、男は無力化してゆき、自分から自信と能力を奪った女性に対して恨みを持ち始めます。

こうしてお互いに憎しみ合いながらも離れることができなくなってしまうのです。

→愛情という名を借りた支配「共依存」とは?

 

 

◆なぜ日本には、ACが多いのか?


金盛浦子さんの著書「もうひとりの私をゆるしてあげよう」から、なるほど!と思う内容があったのでご紹介いたします。


  『日本は資源に恵まれず、土地にも恵まれていません。

   かぎられた資源と土地を、お互いのがまんのうえで分かち合い、

   がまんのうえで頑張り、一生懸命にやってきたのです。

   そのため、誰かのために生きなければならず、

   ”いい子”として迷惑をかけずに生きなければならなかったのです。』


こうした方便のうえに成り立っていた社会が、ACを増やした理由では、と説明しています。

◆ACに効果のあるセラピーはこちら →幼児期退行催眠

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共依存とは?

共依存は英語で「コ・ディペンデンシー」と言います。

それは分かりやすくいえば、「愛情という名を借りて相手を支配すること」です。

 

共依存関係にある人たちは、「不幸でいながら離れられない関係」にあると言えます。

もう少し専門的に説明すれば、

Aさんを困らせて支配するBさんと、そのBさんを心配し、世話をすることで支配するAさんとの間の硬直した二者関係のことを言います。

たとえば、

 ○摂食障害の娘とその母

 ○不登校の子とその母

 ○ギャンブル依存症の夫とその妻

 ○アルコール依存症の夫とその妻・・・

 

というように、問題を起こす人とそのそばにくっついている人との関係で、その関係がお互いに不幸という場合は共依存と言えます。

 

共依存の行動様式は、特に日本によくみられるものです。

あまりにも日本の文化の中で当たり前になっていて、共依存的な人ほど他人の世話をする「よい人」としてみられがちです。

 

◆共依存とかかわりの深い心理学用語

→AC(アダルトチルドレン)

 

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ゲシュタルト療法とは?

過去や未来にとらわれない精神的な健康を目指しおこなわれる治療法です。

「楽しさ」「喜び」「悲しみ」「怒り」といった感情をあらわに表現することで、真の自分に気づけるという考えに基づています。

 

◆ゲシュタルト療法に関係の深いセラピスト(心理療法家)

フリッツ・パールズ

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家族療法とは?

家族療法では、家族のひとりが病気にかかったとき、本人だけではなく、家族全体の問題としてとらておこないます。

心の病を修復するには、本人だけでなく、本人を取り巻く環境を整えるということも大切だという考えに基づきおこなわれる治療法です。

 

◆家族療法に関係の深いセラピスト(心理療法家)

バージニア・サティア

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催眠療法とは?

普段心の奥底にしまってなかなか表に出てこない情報を、意図的に日常とは異なる意識状態にすることで引き出す療法です。

これによって、それまで気づかなかった新しい自分を発見したり、自分自身をさらに深く知ることができるようになるのです。

 

◆催眠療法に関係の深いセラピスト(心理療法家)

ミルトン・エリクソン

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インナーチャイルドとは?

インナーチャイルドとは、自分の心の中に住み続けている、心に傷を負った子供のことです。

体は大人になっても、心が傷ついた子どものまま成長できずにいるため、私たちは苦しむのです。

 

私たちの悩みの多くは、「愛情の欠乏」によるものだといいます。

子供の頃に親から無条件の愛情を受けていないと、他人に対しても自分に対しても、愛を与えることができず、そして愛されているということを感じられずに、大人になってしまいます。

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自助グループとは?

自助グループとは、

なんらかの困難や問題、悩みを抱えた人が同様な問題を抱えている個人や家族と共に当事者同士の自発的なつながりで結びついた集団です。

 

その問題の専門家の手にグループの運営を委ねず、

あくまで当事者たちが独立しているというのが特徴的です。


その役割は、このかかわりの中で自ずから問題への取り組みの姿勢や理解の仕方の上で、自己変容的な成長が期待されること、また彼らを取り巻く地域社会との関わり方、受け入れられ方にも変化が出てくることなどが期待されます。

 

こうした取り組みは、

1930年代にアメリカのアルコホリック(アルコール依存症)の間でうまれ、

その後、摂食障害や、麻薬、覚せい剤、仕事、ギャンブル、買い物、恋愛、食事などのさまざまな嗜癖に悩む当事者たちの間の自助組織が、さまざまなかたちで形成されてきました。

 


その体験に対する痛みは、その本人にしか分かりません。

そういった意味では、同じような経験をしてきた人であれば、

その痛みを心底共感できるわけです。

 

エンカウンターグループという、

カールロ・ジャースが開発したカウンセリングの手法としても有名です。

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ピグマリオン効果とは?

アメリカの心理学者、ローゼンソールの知恵

 

■ピグマリオン効果とは?

「ピグマリオン効果」とは、

「できると信じ込ませれば、できるようになる」というのがその考え方です。

これを利用すれば、自信のない子どもに自信を持たせることができるのです。

 

例えば、小学校高学年になってもひとりで外出できない子には、

「あなたは一人で外出できるのよ」と毎日言い続けます。

すると、それによってプラスの暗示にかかった子どもは「自分にもできるかも」と思うようになり、挑戦してみる気持ちになります。

そして、実際に一人で外出できるようにもなるのです。

 

反対に、

「何でできないの?」とか、

「高学年でしょ、情けない」

といったたぐいの言葉を言い続けたらどうでしょう?

子どもの自信喪失を助長することになりかねません。

 

 

★子どもに自信を持たせてあげるために大切なこと

子どもに自信を持たせるには、しかって発奮を促すよりも、

「あなたならできるよ」と毎日言い続け、プラスの暗示にかけて、

自信を持たせてあげるほうが、子供は積極的になるのです。

 

子どもは、大人には計りしれないほどの潜在能力をもっています。

それを生かすも殺すも、私たち大人次第なのかもしれませんね。

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カタルシス(浄化)作用とは?

カタルシス(浄化)作用とは、

「要求がかなえられず、欲求不満のエネルギーが心の中で高まっているとき、

人間はそのエネルギーを何らかの形で吐き出すことで、

その要求そのものへのとらわれを捨てられる」

というものです。

 

★例えば、 泣いている子どもを泣きやませる近道は・・・

泣いている子どもに向かって、

「泣きやみなさい!」と言って泣くことをガマンさせるより、

 

「どうしたの?」 

「どうしたのか、よく話してごらん」と語りかけ、

子どもの「泣き」の根源になっている欲求不満のエネルギーをうまく放出させてあげたほうがよいのです。

 

・友人に上司のぐちを聞いてもらえたら、心がラクになった。

・心理カウンセラーに話したら、心が癒された。

・心にモヤモヤを感じていたが、相談したら前向きな気持ちになった。

 

というのも、カタルシス(浄化)作用です。

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キャリブレーションとは?

キャリブレーションとは、

相手の仕草や表情、態度などを観察し、本音を探るテクニックです。

 

私たちのコミュニケーションにおいては、

「言葉」だけでなく仕草や表情、声のトーンなどの「非言語」とよばれる情報が大きな要素になっています。

相手の「非言語」の部分に注意を払うことで、

言葉だけではわからない「本音」を理解することが、できるようになってきます。

 

そのためには、相手の仕草や表情、姿勢、声のトーンなどをよく観察することが重要になってきます。
心理療法ではこれを「キャリブレーション」と呼んでいます。

ダブルバインドとは?

ダブルバインドとは、言葉と行動が違う二重メッセージが発しているケースをいいます。

 

例えば、言葉では「いいこと」を相手に言っていたとしても、相手に対する態度や行動が「不愉快」だと、それが強力なメッセージとして伝わってしまうというものです。

 

言いたいことを言わず我慢しても、人間関係は良くなりません。

 

普通、私たちは相手に対して言いたいことをずいぶん抑えています。それは言うことによりお互いに気まずい思いをしたり、喧嘩になったりすることを避けたいからです。

 

言わずにじっと我慢していても相手との人間関係が改善されるわけではありません。

コミュニケーション論から言えば、あなたの不愉快な気分は、ボディーランゲージを通じて相手に伝わっているのケースが多いのです。

 

だからといって、相手が傷つくことをズバズバ言ってしまうと、人間関係が崩れるのはご承知の通りです。

すべて本音で語れる社会は理想ですが、そうできないのが現実ですね。

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セルフ・エフィカシーとは?

◆セルフ・エフィカシーとは?

セルフ・エフィカシー(Self-Efficacy)とは、自己効力感のことです。

分かりやすく言うと、「できるという見込み感」です。


よくこれを「自信」のことだと思っている人がいますが、セルフ・エフィカシーは自信ではありません。

やったことのない課題を前にして、たとえ自信はなくても、「まあ、なんとかできるだろう」と思える心の状態のことです。自分に対する信頼感といってもいいでしょう。

 


◆セルフ・エフィカシーを高めるには?

たとえば、ウォーキングを例にとって説明しましょう。

早稲田大学の岡浩一朗教授らは、20〜70歳代の約2000人を対象にウォーキングを例に調べました。

 

その結果、

「やってみる」

「続けてみる」

「辞める」

という行動を強く左右するのは、

「できるという見込み感(セルフ・エフィカシー)」だったといいます。


それは、どんな状況にあっても自分はできると思える感覚で、環境に左右されやすく、「意識して環境を整えることが重要だ」と岡教授は話します。

 

環境を整えるには、いくつか条件があるといいます。


(1)一緒にやったり、教えてくれたり、褒めたりしてくれる人がいる

(2)周囲に安全に歩きやすい場所がある

(3)「やってよかった」と実感できる

(4)天候や疲れ、仕事など運動の妨げになる要素を取り除く


などといった方法がその条件です。

特に、仲間や助けてくれる人がいると、「見込み感」が高まりやすいといいます。

 

できるという実感を積み重ねていくことで、またやりたいという気持ちにつなぐ連鎖を生み出す。

これが運動を続けるコツのようです。


このことは、わたしたちが意欲的に仕事や勉強、趣味などを続けていくためのヒントになるかもしれませんね。

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ピーター・パン・シンドロームとは?

ピーター・パン・シンドロームとは、

アメリカの心理学者D・カイリーが、「おとな」になりたくない永遠の少年ピーター・パンの物語にちなんで命名したものです。


この症候群では、男性において、

・無責任さ

・不安

・孤独

・性役割の葛藤

などが基本症状として現れます。

 

これは10歳代での家庭でのしつけの悪さや、

両親の不和などの家族関係の問題から現れるとされています。

 

20歳代になると、異常に肥大したナルシリズムを持つようになり、

自己不全感を空想で補い、現実との接触を避けるようになります。

 

そして、社会人になると、深刻な自己の危機に直面することになります。

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