心理療法とカウンセリングの違いとは?

心理療法と、カウンセリングの違いがよくわかる文章がありましたので、引用させていただきました。

 

(引用ここから)

ところで、じゃあ一体、心理療法とは何かということです。これを定義するのはなかなか難しい。しかもカウンセリングという言葉もある。心理療法とカウンセリング、これどう違うんだ?ということです。

 

心理療法というのは、「心の問題」つまり、悩みとか苦しみとか、それから本人はそうと思っていないけれども、体が動かない、目が見えないというのに心が関係しているというような場合。心理療法家が心理学の知識でもって、それを援助することによって、問題が解決していく。というのが心理療法。

 

特にカウンセリングといっているのは、この中で言語的な話し合いによる。

というのは、言語的な話し合いだけでなくて、絵を描く、ダンスをする、歌を歌う、私のように(河合隼雄)箱庭を作らせるのもある。いろいろありますから、心理療法というのは非常に広いわけです。非常に広いなかで、カウンセリングといったら、特に言語的な話し合いによるものだといっていいと思います。

 

人によっては、心理療法というのは病的に重い人で、カウンセリングは軽い人にやっているという人がいますが、そんな簡単にはいかないと思います。重い人でも、話し合いということはします。

(引用ここまで)

『心理療法個人授業』 著:河合隼雄・南伸坊(新潮社)より引用

 

つまり、心理療法というおおきな枠組みの中に、カウンセリングが存在しているというわけです。なんとなく、心理療法と、カウンセリングの違いをご理解いただけたのではないでしょうか。