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離人症性障害(離人神経症)とは?

●どんな病気か

離人症が全面に強く出ている神経性障害を、離人症性障害といいます。離人症とは、自分の外の世界や自分自身に対する実感が薄れてしまう症状のことをいいます。大きく分けると3つあります。

 

1、自分の外の世界に対する意識の変化

「自分の周囲の世界が生き生きと感じられない」「自分と外の世界との間にベールがあるようで実感がない」など。

 

2、自分の内界の意識の変化

「喜怒哀楽の感情がなくなって、何を見ても感動しない」「自分が自分でないような感じがする」など。

 

3、自分の身体意識の変化

「自分の手足が、自分のものではないような感じがする」「鏡の自分の顔を見ても、自分のものという実感がない」など。

 

軽い離人症状というのは、たとえば疲労がたまってくるとどんな人にもおこりえますし、離人症状しかない離人症性障害の場合もあります。

一方、他の精神科的な病気や脳の病気によって、離人症状が出現することもありますので、注意が必要です。

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人格障害(パーソナリティー障害)とは?

●どんな病気か

人間は、健康な人でも性格上の特徴や偏りをもっており、それが個性をつくっていますが、その偏りが大きすぎると、不適応をきたすことがあります。

 

性格の分類にはさまざまなものがあります。

一般的によく知られている血液型や星座などによる分類は、科学的にはあまり意味がありません。しかし、性格を総合的に判断するのは、科学的にもたいへん難しいものです。過去には、やせ型は分裂気質、肥満型は循環気質、筋肉質の闘志型はてんかん気質というように、体型と気質を結びつける考えもありました。

 

最近は、対人関係や社会適応に重点をおいて判断し、不適応をきたしやすい場合を人格障害(パーソナリティー障害)と呼んでいます。

「人格」障害といっても、欠陥人間や犯罪者という意味ではありません。精神症状ではなく、対人関係などのあり方で定義されるので、人格障害と呼ぶのです。人格障害は長く続くものです。思春期以降明らかになり、成人期を通じて、本人にとって、職業的にも、社会的にも、日常生活面でも大きな困難をもたらします。種類によっては、本人より周囲の人たちが困難を感じることもあります。

 

種類としては、妄想性人格障害、分裂病質人格障害、分裂病型人格障害、演技性人格障害、反社会性人格障害、自己愛性人格障害、境界性人格障害、強迫性人格障害、依存性人格障害、回避性人格障害などさまざまなものが知られています。

その人の属している社会の価値観によって、ある種の人格障害を受けにくかったり、寛容であったりする特徴があることもあります。

 

 

人格障害の種類

 種類  おもな特徴
 妄想性人格障害

 他人が悪意を持っていると思い、懐疑的になる

 分裂病質人格障害

 感情表現が少なく、人間関係が気薄になる

 分裂病型人格障害

 迷信深くなり、奇妙な言動が目立つ

 演技性人格障害

 他人の注意を引こうとし、感情表現も誇張される

 反社会性人格障害

 人をだましたり、暴力を繰り返す。法律や道徳の無視

 自己愛性人格障害

 自分を特別と感じたり、他人からの賞賛を求める

 境界性人格障害

 人間関係や感情が不安定、衝動的な行動

 強迫性人格障害

 極端な几帳面さで、人間関係も犠牲にしてしまう

 依存性人格障害

 他人任せであったり、人からの支持を強く求める

 回避性人格障害

 人からの批判や否定を恐れ、極端な引っ込み思案になる

 

 

●治療

人格障害そのものの治療を希望して精神科、カウンセリングを受診することは、多くありません。人格障害の人は、生活上の変化やストレスに弱いことが多いので、うつや摂食障害などの症状を現わし、そこで初めて精神科を受診することが多いようです。

性格や人格を変えるというのはたいへん困難なことで、少しずつ適応できるように援助するだけでも長い時間がかかります。ただし、人格障害の人にみられる不安、衝動性などには薬物療法が有効な場合もあります。

少しずつセルフコントロールができていくように気長に治療を続け、社会生活も広げていく必要があります。

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解離性障害とは?

●どんな病気か

以前は、ヒステリーの解離型と呼ばれていました。

ヒステリーには、いくつかの種類があります。

からだの病気がないのに、からだに機能障害のでる転換型と、その個人の意識に亀裂が生じるのが特徴の解離型があります。

解離型では、亀裂が生じることにより、その個人が本来もっている「これが自分だ」という感覚に不連続が生じます。

 

●症状

たとえば、非常に大きな精神的ショックの後、ある期間失踪してしまい、その間、自分の名前やそれまでの生活について忘れて、新しい名前を使って生活していることがあります。

このようなタイプの失踪をフーグ(心因性遁走)と呼びます。

 

失踪はしないまでも、大きなショックの後、自分に対する記憶を失ってしまうことがあります。さまざまな程度のものがありますが、全く記憶を失っている場合を全生活史健忘(ぜんせいかつしけんぼう)といいます。

 

フーグでは、解離の期間が比較的はっきりしており、日頃の生活の場から遁走(とんそう)してしまうので、異常に気づきやすいのですが、慢性的に自己意識に解離症状をもちながら、持続的に同じ社会で生活している場合もあります。

たとえば、多重人格では、自己の中にいくつかの人格があります。

おもな人格が一応正面にでて社会生活はしていますが、ストレスには弱く、不適応を生じやすい状態にあります。

 

また、人格全体が解離してしまうところまではいかなくても、「これが自分」という感覚が薄くなり、自分を外から傍観しているような感じがしたりします。

自分の周りの出来事も現実感がなく、まるで映画でも見ているように感じられる離人症状がみられることもあります。

離人症状は、健康な人は極度に疲労したり、マインドコントロールを受けたりしても生じます。また、うつ病や薬物依存など、さまざまな精神疾患と関連しても生じます。

他の精神疾患との鑑別を行ない、治療を始めます。

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