■ ご相談のきっかけ
川越市在住・48歳のお母さまよりご相談をいただきました。
・中学2年生の息子さんが半年以上不登校
・昼夜逆転の生活
・スマートフォンを手放せない状態
・声をかけると反抗的になる
・「もうどう関わればいいのかわからない」
「このまま将来どうなってしまうのか不安で眠れない」
という切実なお気持ちを抱えておられました。
40代後半という年代は、
仕事・親の介護・更年期など、ご自身の負担も大きい時期です。
その中での子どもの不登校は、想像以上に心を消耗させます。
■ カウンセリングの進め方
まずはお母さまとの面談から始めました。
・これまでの経緯の整理
・お母さまの不安や焦りの言語化
・親子のコミュニケーションパターンの確認
そのうえで、
・否定や正論にならない声かけの練習
・スマホとの距離を“取り上げる”以外の方法で整える工夫
・生活リズムを一度に直さず、小さな目標を設定
必要に応じてお子さま本人のカウンセリングも行い、
「安心して話せる場所」をつくることを優先しました。
■ 少しずつ見られた変化
大きな変化は、すぐには起きませんでした。
ですが、約2か月を過ぎた頃から、次のような変化が見られました。
・夜中3時就寝 → 0時前後に改善
・母親との会話が1日数分から15分程度に増加
・自室から出てリビングで過ごす時間が増える
・週1回、午後から登校できるようになる
現在は、週3日程度登校できる状態まで回復しています。
何より大きかったのは、
「お母さまの声のトーンが柔らかくなったこと」
「結果を急がず待てるようになったこと」
でした。
お母さまご自身が落ち着きを取り戻されたことで、
お子さまにも安心感が生まれていきました。
■ このケースから見えてきたこと
不登校や反抗は、
「子どもの問題」に見えることが多いですが、
実際には
✔ 親子の関わり方のパターン
✔ お子さまの安心感の不足
✔ 頑張りすぎている親御さんの疲労
などが重なっている場合があります。
親御さんが一人で抱え続けなくても大丈夫です。
関わり方が少し変わるだけで、
お子さまの反応が少しずつ変わっていくことがあります。
■ 同じように悩まれているお母さまへ
・何度声をかけても変わらない
・スマホばかりで将来が不安
・このまま高校に行けるのか心配
・夫に相談しても温度差がある
そのお気持ちは、とても自然なものです。
まずは
「どうすれば登校させられるか」ではなく、
「どうすれば安心を取り戻せるか」から一緒に考えていきます。
焦らなくて大丈夫です。
お母さまが少し楽になることが、
お子さまの変化の第一歩になります。