受付時間 | 7:00~21:00(月~日)*不定休 |
---|
アクセス |
---|
「心のストレッチルーム」前田泰章です。今回は、「子どもに生きる力を伝えるには」についてのお話です。
子どもに「生きる力」を伝えるために、私たち大人ができることを考えてみました。「教育」や「しつけ」とは何かを考えるきっかけにしていただけたら幸いです。
自らがつらい経験をしたことのある親御さんの多くは、自分の子どもたちには「もっといい人生」を送ってほしいと願っています。
子どもにはできれば不愉快な経験を避けてほしいと親が願うのは美しいことですし、その願いは、子どもに対する愛情と気配りから生じたものです。
しかし、こうしたことを望む親たちが見落としてしまいがちなことがあります。
それは困難から子どもを守ることは、短期間であれば子どもたちの人生をより快適にできても、結果的には、自信喪失や、失敗から回復する力、人生の意義を知ること。そして、対人間に関する大切なスキルを身につける機会を、子どもたちから奪っているかもしれないということです。
私の事例でお話しましょう。
私の父は、18歳で父親を亡くし、事業を継承しました。しかし、親戚に騙され、今の価値で1億円以上の借金を肩代わりすることになりました。
苦労の末、借金を返済した父は、息子の私たちには苦労のない人生を望んでいたようです。
そして経済的には、苦労のない人生を与えてもらいました。とてもありがたいことであったわけです。
ですが、そんな私がどんな人間に成長していったかというと、いつしか私は、自分では何も決められない親のいいなりにしか動けない人間になっていました。
そのことに気がついた私は、父に激しく反発しました。30歳で初めての父への反発です。
当時、父はとても驚いたらしく、半勘当のような時期もありましたし、距離をおいていた時期もありました。
ただ、しかし、今だから思えることかもしれませんが、「自分らしく生きる」ために、そして、「人生の選択権」を自分自身に取り戻すために、父に反発するという行為は、私にとって必要なことだったのです。
もし、あのまま父に反発せず、「人生の選択権」を自分自身に取り戻すことができなかったら・・・・・
今の私は存在していなかったかもしれません。
健全な発達と成長のためには、子どもたち自らが失敗に対処し、困難な時期を切り抜け、つらい感情を経験することが必要だと、私は思います。
子育てに正解、不正解はありません。10組の家族があれば10通りの子育ての方法があっていいと思います。
ですが、「生きる力」を伝えるという根本的なことは、子育てにおいて共通することではないでしょうか。
さて、私たち親が子どもにしてあげられることは何でしょう?
悲しい事件が毎日のようにニュースで流れる現代。本当に子どものためを考えた「しつけ」や「教育」とは何なのか、そろそろ本気で考える時期にきているのかもしれません。
*カウンセリングは完全予約制です。ご予約後のカウンセリング開始となります。
*当日予約を希望される方はお電話・LINEでも承ります。(空きがある場合のみ)
▶ご予約状況はこちら
〒350-1123 埼玉県川越市脇田本町10-17伊勢原七番館804号室
川越駅西口徒歩3分 駐車場:なし
7:00~21:00(月曜~日曜)
不定休
【紹介動画】問題解決型カウンセラーが教える!「1人でもできる心理療法」7つのレッスン。再生してご覧くださいね。
心理動画セミナー(無料)をご希望される方は、以下サイトからお申込みください。
思春期の娘との接し方がわからない親御さん必見!父と娘がゆる~く話しているYouTubeラジオ企画。再生して聞いてみてくださいね。前田の意外な側面が知れるかも!?