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忙しい合間に、必要なところだけ拾い読みしても大丈夫です。
子どもの様子が、少しずつ、けれど確実に変わってきたと感じることはありませんか。
【目次】
こうした変化は、ある日突然起きるというより、
「気づいたらそうなっていた」という形で現れることが多いものです。
だからこそ、
「もっと早く気づくべきだったのでは」
「私の関わり方が悪かったのでは」
と、自分を責めてしまう親御さんも少なくありません。
カウンセリングの現場では、
同じような後悔や不安を抱えながら相談に来られる方が多くいらっしゃいます。
でもまずお伝えしたいのは、
ここまで悩み、情報を探し、この記事を読んでいる時点で、あなたは十分に子どもを思っているということです。
この記事では、
不登校、学業不振、意欲低下、スマホ・ゲームへの依存といった悩みを抱える子どもに対し、
親がどのような視点で関わり、どんな言葉を選んでいくとよいのかを、
カウンセリングの現場での経験をもとに、できるだけ具体的にお伝えします。
すぐに状況が変わる魔法の言葉はありません。
それでも、親子関係をこれ以上苦しくしないための「考え方の軸」を持つことは、
これからの関わりを支える大きな助けになります。
思春期は、子どもが「自分とは何者か」を模索する時期です。
その過程で、親から心理的な距離を取ろうとするのは、ごく自然な成長の一部です。
この時期の子どもは、
親の言葉を冷静に取捨選択できるほど、心に余裕がないことも多くあります。
言葉の内容そのものよりも、
といった感情的な部分を、非常に敏感に感じ取ります。
そのため、
「心配して言っただけ」の言葉が、
子どもには「追い詰められた」「否定された」と受け取られることが増えていきます。
親としては、
「何とか立て直さなければ」
「このままではいけない」
という焦りが強くなるほど、説明や説得、アドバイスが増えがちです。
けれど、子どもが本当に求めているのは、
正しい答えではなく、
今の自分をそのまま受け止めてもらえる感覚であることが多いのです。
不登校や行き渋りの相談でよく聞かれるのが、
「どこまで待てばいいのか分からない」という声です。
✅親が抱えやすい葛藤
こうした不安は、とても現実的で切実なものです。
カウンセリングの現場では、
不登校を「学校に行かない問題」としてだけ捉えるのではなく、
心や体が限界を知らせているサインとして見ることが多くあります。
✅つい言ってしまいがちな言葉
これらの言葉は、親の不安から自然に出てくるものです。
しかし子どもにとっては、
「分かってもらえない」「責められている」という感覚を強めてしまうことがあります。
✅安心を伝える言葉がけ
学校に行くかどうかを今すぐ決める必要はありません。
まずは「家が安全な場所である」と感じてもらうことが、
回復の土台になるケースは少なくありません。
学業不振や意欲低下は、
将来への不安と直結しやすいテーマです。
成績や結果は目に見えるため、
どうしても「何とかしなければ」という気持ちが強くなります。
✅よくある親の言葉
これらは正論であり、間違ったことを言っているわけではありません。
ただ、子どもが心の余裕を失っているときには、
正論が「追い打ち」になることがあります。
✅やる気が見えない背景
やる気の低下の背景には、
などが重なっていることもあります。
「どうしてやらないの?」と問い詰めるよりも、
「今、何が一番しんどい?」と聞くことで、
初めて本音が出てくることもあります。
スマホやゲームの使用時間が増えると、
多くの親御さんが「依存」を心配します。
確かに注意が必要なケースもありますが、
カウンセリングの現場では、
スマホが現実のつらさから一時的に離れるための避難場所になっている場合も多く見られます。
✅強い制限がもたらす影響
これらは、親子の信頼関係を損ね、
子どもがさらに心を閉ざす原因になることがあります。
✅見てほしい視点
「またスマホ?」ではなく、
「それをしていると落ち着くんだね」という一言が、
関係性を変えるきっかけになることもあります。
子どもの問題に向き合い続けていると、
親自身の心も少しずつ疲れていきます。
こうした状態が続くと、
冷静な判断や穏やかな関わりが難しくなるのは当然です。
親も一人の人間です。
助けが必要なときがあっていいのです。
カウンセリングの現場では、
「思ったより時間がかかっている気がして不安です」
という声をよく耳にします。
不登校や意欲低下、引きこもり傾向などは、
短期間で一気に回復するケースばかりではありません。
一進一退を繰り返しながら、
少し良くなったと思ったら、また戻る。
そんな波のある回復過程をたどることも珍しくありません。
親御さんとしては、
「前に戻ってしまったのでは」
「やはり何も変わっていないのでは」
と、不安になることもあるでしょう。
しかし、そのような揺れ動きも含めて、
回復のプロセスであることが多いのです。
特に、長期間我慢を続けてきた子どもほど、
心が回復するまでに時間がかかる傾向があります。
大切なのは、
「早く元に戻すこと」よりも、
「これ以上無理をさせないこと」です。
小さな変化――
少し表情が柔らいだ、
会話がほんの少し増えた、
笑顔が一瞬見えた――
そうした変化を見逃さず、
積み重ねていく視点が、親にとっても心の支えになります。
A「声をかけないと放置しているようで不安です」
という質問はとても多いです。
見守ることは、何もしないことではありません。
子どもの様子を気にかけ、必要なときにすぐ関われる距離にいることも、立派な関わりです。
言葉が少なくても、安心できる空気が伝わっているかどうかが大切です。
A「もう手は尽くした気がします」と感じる親御さんもいます。
ですが、親が落ち着いて話を聞けるようになること、感情的になりすぎないこと、助けを求める選択肢を持つことも、重要な役割の一つです。
「何かをする」だけが支援ではありません。
関係を壊さない関わり方を続けることも、大切な支援です。
A「もっと深刻になってからでいいのでは」と迷われる方もいます。
実際には、親の不安が大きくなりすぎる前、関係が行き詰まる前に相談される方が、気持ちの整理がしやすいケースも多いです。
困りきってからでなくても、「少し話を聞いてほしい」という段階で利用して問題ありません。
ここまで読んで、
「少し気持ちが整理できた」と感じた方も、
「それでも不安は残っている」と感じた方もいるかもしれません。
家庭ごとに状況は異なり、
子どもの性格や背景もさまざまです。
誰かに話し、気持ちを言葉にすることで、
初めて見えてくる選択肢もあります。
お試しカウンセリングをご用意しています。
今すぐ決める必要はありません。
必要だと感じたときに、
あなたとお子さんのための選択肢の一つとして、
思い出していただけたら幸いです。
「心のストレッチルーム」
前田泰章
〒350-1123 埼玉県川越市脇田本町10-17伊勢原七番館804号室
川越駅西口徒歩3分 駐車場:なし
7:00~21:00(月曜~日曜)
不定休
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